株式投資の基礎知識

株式投資の基礎ー損益計算書(PL)の詳しい解説

こんにちは

うなぎ丼です。

 

先日は、下記の記事で決算書の読み方についてざっくりと解説しました。

株式投資の基礎ー決算書の読み方こんにちは うなぎ丼です。 今回は株式投資にとって、基礎であり最も重要な決算書について簡単に解説していこうと思います...

 

今回は、決算書の中でも損益計算書について、前回触れなかったことや詳しい解説をしていこうと思います。

 

損益計算書(Profit and Loss statement)とは

「売上」「利益」「費用」で会社の儲けを表している表になります。

 

基本的には会社の「売上」「利益」「費用」で会社の儲けを表している表になります。

計算式で表すと

売上(商品やサービスを販売して得たお金) - 費用(それを販売するのに必要なお金)

= 利益(会社の儲け)

となります。

 

そこには会社の売上から利益になるまでの道すじが描かれています。

 

損益計算書の読み方

ここでは、JT(日本たばこ産業:2914)の2018年の損益計算書を例にとって考えてみましょう。

これだけでは何がなにやらさっぱりわかりませんよね。

詳しく解説していきます。

 

ちなみにこの損益計算書は有報(有価証券報告書)に記載されています。

気になる方は、会社名+有報 でググってみても良いかもしれません。

日本株ならEDINET

米国株ならMorningstar   でも検索できます。

 

 

損益計算書を読み解くポイントは売上から費用を引いて、上から下へ計算(引き算)をしていくことです。

以下ではわかりやすいように、番号と色で分けました。

は売上高、水色は利益を表していて、ピンクは本業の利益以外の部分(費用や投資で得た収益)を表しています。

 

一番上の売上高から出発して順に計算してきます。

売上高から順にピンクの部分を計算していくと水色の利益が出てきます

売上高売上原価①売上高総利益(俗にいう粗利です)

①-販管費など②営業利益

営業外収益ー営業外費用③経常利益

③+特別利益ー特別損失=④税引き前当期純利益

④-法人税など⑤当期純利益

 

単純に上から下に計算していくと、5つの利益について求められました。

以下ではこの5つの利益がそれぞれ何を表すのか個別に解説していきます。

 

①売上高総利益(粗利)

売上高売上原価で求められます。

売上高は商品やサービスを売って得られるはじめての収益です。

一方、売上原価は商品を売るために使った費用です。

 

JTにちなんでタバコを例にとってみると、仮にたばこ1箱を作るのに葉たばこを50円で仕入れ、それを加工して500円で売り出しているとします。

その際、500円が売上になってそこから原価50円を引いた450円が売上高総利益になります。(なんとお高い、今ではたばこは高級嗜好品ですね

粗利、粗利とよく聞くのでこちらはなじみ深いかと思います。

 

②営業利益

①売上高総利益ー販管費められます。

販管費とは一般的に経費と言われ、CMを打つのに広告費であったり、社員に払う給料である人件費、新商品を開発するのに使った研究開発費などがこれに当たります。

「ひとのときを、想う。ーJT」とテレビでおなじみCMよく目にしますよね。

 

営業利益は会社の本来の事業からどれだけ稼いでいるのかを示す数字になっているので、最重要です。

かつて、うなぎ丼が足を運んでいた就活セミナーなんかでもキーエンス、ローム、東京エレクトロンなど営業利益をすごくアピールしている会社が多かったです。それだけ会社にとってはアピールポイントであり大事だということです。

 

③経常利益

②営業利益+営業外収益ー営業外費用で求められます。

営業外とはなんぞや?ってなると思いますが、

実は会社では本業以外に、会社が保有している株や債券で利益を得たり、逆に利息を払ったりしてお金が出入りしています。

 

経常利益とはそういった損益を考慮した利益です。

 

④税引前当期純利益

③経常利益+特別利益ー特別損失で求められます。

経常利益の説明でも営業外だったり、特別だったりややこしいですよね。

しかしこの特別利益、特別損失は、急なリストラや取引先の倒産による不渡りであったり

あくまで一時的に生じた損益を計算したものになります。

 

この年だけ生じた損益かもしれないので経常利益に含めたりはできないのです。

だから特別なんですね。

 

⑤当期純利益

④税引前当期純利益ー法人税で求められます。

売上高から始まり、様々な利益、損失を計算してきたここまでの道のりは長かったですね。

この数字は会社が社会に価値を提供して得られた最終的な利益です。だからこそ大事な数字なのですが、営業利益はかなりプラスだったのに当期純利益がゼロに近いことだってありますからここもきちんとみることが大事です。

 

まとめ

このように損益計算書には5つの利益(①売上高総利益②営業利益③経常利益④税引前当期純利益⑤当期純利益)がありました。

 

なぜわざわざこのように細かく分けて記載するのかというと、どこで儲かってどこで損したかを詳しく知るためです。

損益計算書があることで、会社の利益の増大が一時的なものか、はたまたこれからも稼ぎ続けてくれるのか、もしくは落ち目なのか、我々投資家が判断できる材料となります。

 

もちろん、損益計算書だけでは投資判断には不十分ですので、

今後、貸借対照表、キャッシュフロー計算書についても解説していこうと思います。

 

Where there is a will, there is a way.

 

 

 

 

 

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