皆さまごきげんよう。
うなぎ丼です。
さて私は前回、PER(株価収益率)について解説しました。

今回はPERと並び、株価指標として非常にポピュラーなPBRについて解説していこうと思います。
PBRとは
株価純資産倍率(Price Book-value Ratio の頭文字をとったもの)になります。
式だと
株価 ÷ 1株当たりの純資産 = PBR(倍)
で計算できます。(※ちなみに1株当たりの純資産はBPSと呼ばれ、株主資本÷発行済み株式数で出てきます。)
例えば、2019年11月28日現在のJT(日本たばこ産業)では
2476円(株価) ÷ 1438.82円(1株当たりの純資産) = 1.72倍
となります。
PBRはすなわち、株価が1株当たりの純資産の何倍に当たるかということを表しています。
もっとわかりやすく言うと、
前提として会社は株主のものです。
もし仮に今、会社が解散した場合にオーナーである株主には純資産からお金が支払われます。(このことを残余財産分配請求権と呼びます。)
名目上、株主が受け取れる1株当たりの金額ですので、純資産が購入した時の株価に対してどれだけの割合になっているのかということが鍵になってくるわけです。
PBRは1倍割れが割安
一般的にPBRは1倍を下回ると、株価が割安と言われます。
1倍割れの場合、株価よりも現時点で解散してしまった方が投資家が受け取る金額の方がデカいためです。
しかし、割安であるからといって安易に飛びつくのは危険ですのでPBRに関しても、全体の市場の動向、業界の動向、決算の内容などを加味し、総合的に判断することが投資家に求められます。
まとめ
PBRは株価が1株当たりの純資産の何倍に当たるかを表す指標になっています。
株価 ÷ 1株当たりの純資産 = PBR(倍)
で表せます。
割安である目安は1倍割れですが、株価収益率(PER)ともセットで総合的に判断することが重要です。
Where there is a will, there is a way.