株式投資の基礎知識

EPS(1株当たりの当期純利益)とは?押さえておきたい財務指標とその活用法

皆さまごきげんよう。

うなぎ丼です。

 

これまでPERやPBRなど様々な指標の解説をしてきました。

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今回は、EPS(1株当たりの当期純利益)について解説していこうと思います。

EPS(1株当たりの当期純利益)とは

EPS:Earning Per Shereの略であり、その名の通り1株当たりの当期純利益を示しています。

式で表すと

当期純利益 ÷ 発行済株式数 = EPS(円)

のようになります。

ここはそれほど難しくないですね。

本題はどのように活用していくかだと思います。

EPSの活用法

上述のとおり、EPSは利益が元となって出てくる指標ですので、大きければ大きいほど良いとされているのが一般的です。

しかし、今期だけのEPSを見て判断するのは危険です。

 

我々個人投資家はどのように判断すればよいのか。

それは

 

10年前まで遡っていき、EPSの成長率を割り出しましょう。

 

例として、2009年までPM(フィリップモリス)のEPSの推移を表します。

(PMは世界一のたばこメーカーとして有名で、うなぎ丼も保有しています。EPSの推移のデータを得るにはモーニングスターというサイトが便利です。)

この推移をグラフに表すと下図のようになります。

10年単位では、「安定的に成長している」ということはわかりました。

まず、ここまで把握するのとしないのとでは雲泥の差です。

長期投資家は、今後10年単位でホールドしていくつもりでこの銘柄を買うのかどうか判断していかなければなりません。

これまでのその銘柄のヒストリーを知ることは今後の業績を(ある程度)予測するのに役立ちます。

そして、EPSの成長はやがて株価に反映され、株主価値の増大が実現されるということも頭に入れておきたいです。

 

 

ここでより詳細に分析するために、

先ほどのエクセルファイルを活用していきましょう。

ここでは新たに、EPS成長率、成長率を基にした仮EPS、実際のEPSとの比という3項目を追加しました。

それぞれ順に解説していきます。

EPS成長率

これは2009年~2018年までの間、毎年どのくらいの成長率で増加していったかの平均値を示しています。

(2018年のEPS)÷(2009年のEPS)を計算して、その9乗根をとってやれば出てきます。

見てみると。毎年5.1%で増えていってることがわかります。

成長率を基にした仮EPS

先ほど求めた成長率を用いて、その成長率で順調に増加していった場合の仮のEPSを作ります。

2009年のEPSに1.051240485をかけて、2010年の仮EPSを。

出てきた2010年の仮EPSに1.051240485をかけて、2011年の仮EPSを。

というように、2018年まで計算していきます。

実際のEPSとの比

(実際のEPS)÷(仮EPS)で出てきます。

 

ここまで計算し、最後の表をグラフにします。

 

そうすると、EPSが安定成長していった時の乖離率という形で出てきます。

なるべく100%に近いほうが良いのですが、80%など下に離れているときがあります。

これが一時的な乖離なのか、これから継続的に離れていくのか、12月決算である2019年のEPSもみて、企業にとって下落の要因は解決可能なもので存続を脅かすものではないということを確認してから買いに走るのが適切だと考えます。

まとめ

EPSとはEarning Per Shereの略であり、その名の通り1株当たりの当期純利益を示しています。

当期純利益 ÷ 発行済株式数 = EPS(円)

で表されます。

 

10年単位での分析をして適切に投資することが重要です。

 

Where there is a will, there is a way.

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