皆さまごきげんよう。
うなぎ丼です。
先日、PER・PBRについて下記記事にて解説してきました。


本日はPER・PBRとも非常に深く関わっているROE(自己資本利益率)について解説していこうと思います。
自己資本利益率(ROE)とは
ひとこと言うと、企業の収益力を測るものさしです。
計算式で表すと、
当期純利益 ÷ 自己資本(純資産) × 100 = ROE(%)
となります。
ROEは、便宜上の株主の所有分である自己資本(純資産)を元手に、どのくらい利益を稼ぐことができるかを意味します。
一般に、ROEは高ければ高いほどよく、優良企業であると評価されます。
目安としては、10%以上です。
投資家にとって、自分が出資したお金がどれだけ利益を出せる会社なのかということを把握しておくのは重要ですので、ROEを確認するのが良いと思います。
ROEを用いて企業を評価する
それでは実際に企業を評価してみます。
ヤフーファイナンスより、2018年12月期でのROEを比較してみましょう。
サンプルとして、JT(2914)とトヨタ(7203)を選びました。
企業 | ROE |
JT | 14.3% |
トヨタ | 9.64% |
どちらも優良企業だとは思いますが、投資家にとっての収益性という観点でみますと、JTの方に軍配があるかと思います。
しかしこれだけで評価を下すのは、私としても物足りなさを感じますので、私でしたらさらに配当性向という数値に着目します。
配当性向(%) = 1株当たりの配当額 ÷ 1株当たりの当期純利益 × 100
目下、JTの株価は下がってきてはいるものの、2018年度配当性向は69.7%という数字です。トヨタが25.14%ということを加味すると、JTがどれだけ投資家利益のことを考えているかということが伺えるかと思います。
収益性もあり、稼いだお金を投資家に分配する。
そのような企業が長期投資家にとってはフォーエバーホールドするに値する銘柄ではないでしょうか。
JTは12月の購入予定銘柄であります。
まとめ
ROEは企業の収益力を測るものさしとなっています。
当期純利益 ÷ 自己資本(純資産) × 100 = ROE(%)
で表せます。
ROEをみることで収益性に着目し、投資家にとって都合の良い銘柄を選ぶようにしましょう。
Where there is a will, there is a way.