銘柄分析

【XOM】エクソンモービル、石油メジャー最大手、連続増配36年の高配当銘柄

本記事では、石油メジャー最大手、連続増配36年かつ高配当銘柄と称される【XOM】エクソンモービルの銘柄分析を行います。

【XOM】はうなぎ丼のポートフォリオにも含まれており、現在1株ほど所有しております。

 

昨今、石油の枯渇を懸念し、バイオマス・地熱・風力・太陽光など数々の代替エネルギーが生まれてきました。

しかし、石油にはまだまだ依存せざるを得ない状況であり、今後もその状況が長く続くという見通しの下、【XOM】は定期的に買い付けしていきたい銘柄でございます。

【XOM】エクソンモービルの銘柄分析

基本データ

会社名 エクソン・モービル(Exxon Mobil)
ティッカー XOM
創業 1870年6月
本社所在地 アメリカ・テキサス州
上場市場 NYSE(ニューヨーク証券取引所)
従業員数 71,000人
セクター エネルギー
株価 $70.01
1株配当 $3.48
配当利回り 4.97%
連続増配年数 36年
決算期 12月末

(2019/12/19時点)

事業内容

石油の探鉱から生産・輸送・精製・販売まで垂直統合的に行う石油メジャーの最大手です。

【XOM】の事業内容としては主に3つございます。

1.上流(Upstream)

2.下流(Downstream)

3.化学(Chemical)

1.上流(Upstream)

上流部門では主に石油や液化天然ガスの探査・開発・生産を手掛けます。

出てきた石油は、産出した土地を所有する国に帰属します。それゆえ、産出国で開発権を獲得し、ビジネス領域の拡大していくのがこの部門の肝となっています。

 

産出国別の円グラフを見ると、アメリカ・中東アジアが圧倒。

exxonmobilホームページより引用)

近年では、ガイアナとブラジルで深海探査と開発が進展しているようです。

2.下流(Downstream)

下流部門では上流部門で得られた原油を蒸留し、ガソリンなどの燃料や潤滑油を生産します。

こうして我々消費者のもとへ燃料が届けられ、車や飛行機に乗ることができます。

3.化学(Chemical)

下流部門での蒸留過程で得られた化学物質を利用し、高性能プラスチック・合成ゴム・溶剤などを製造します。

主に進行中のプロジェクトを紹介いたします。

・テキサス州ベイタウンでの生産ユニット拡大

・シンガポールでの接着樹脂工場

・中国での高性能ポリエチレン生産ラインの立ち上げ

事業の現状

世界での事業展開マップ。

黒く塗られている国は開拓済みです。

上流部門はやはり世界中の石油産出国で展開しています。下流部門化学部門と比較しても上流での原油の生産がメインだという印象を抱きます。

2018年における各部門での利益比率を見てみます。

やはり、上流部門が圧巻の60%を占めており、原油の生産・販売に業績が左右される模様。

【XOM】の業績推移

【XOM】の売上高・営業利益・純利益・営業利益率を見ていきましょう。

原油価格による業績の悪化が見られるものの、近年もとの水準へ戻してきています。

営業利益率は0~12%を上下しており、平均値は5.8%それほど高くないという印象。

石油セクターが消費者を独占し、利益を確保できるかと問われると、やはりKOPGに比べて微妙です。

しかし、同業のBP5.3%RDS7.3%ということを考慮しますと、妥当な数字だと考えます。

【XOM】自己資本比率

下図は過去10年の自己資本比率推移になります。

50%を超えてくるというかなり安定経営。

業績が原油価格に左右され、業績が振るわない局面でも巻き返せる潤沢な資産を保有しております。

株主としては一種の安定材料かと思います。

【XOM】キャッシュフロー

下図は過去10年のキャッシュフロー推移になります。

営業CFをみますと2016年に落ち込むものの、近年回復傾向にあります。

【XOM】1株当たり利益(EPS)

過去10年のEPS推移です。

上昇傾向は見られず、今後の頑張りに期待というところでしょうか。

過去10年のEPS成長率は2.06%

2015・2016年に大幅な落ち込みがあったものの、元の水準に戻し、10年というスパンでみると微々たる増加をしています。

株主価値を高めるためEPSを今後どれだけ成長させられるかが鍵を握っています。

【XOM】ROE推移

過去10年のROE推移を見てみましょう。

基本的に10%を超え、かなり高水準を維持しています。

高ROEであることは長期的に株主資本を成長させるので、結果として株価に反映してくるわけです。

【XOM】配当金と配当性向

過去10年間の1株当たりの配当金と配当性向の傾向をまとめました。

配当金に関しては言わずもがな、毎年毎年の増配が確認できます。

36年連続増配はすばらしい。日本株ではほぼ見られません。

 

配当性向ですが、20~60%を推移していることがわかります。

それほど配当金には当ててないように思われますが、配当利回り4.97%(2019/12/19時点)を考慮すると、投資家にとっては十分ではないでしょうか。

さらなる事業拡大へ資金を使っていただきたく思います。

直近5年【XOM】 vs S&P500 トータルリターン

直近5年の【XOM】とS&P500の配当再投資込みトータルリターン比較です。

直近ですと、S&P500に軍配が上がります。

しかし【XOM】はかつて下落相場でも高配当を維持し、ひとたび上昇局面に転じると投資家に莫大な利益をもたらしてきました。

このように下落相場でも高配当かつ永続する企業は今後も我々投資家の財布を潤してくれることでしょう。

直近のPER・PBR

以下表は直近のPER・PBRになります。

PER 20.24
PBR 1.55

(2019/12/19時点)

PER・PBR共に、高いとも低いともいえない水準かと思います。

個人的には引き続き積立してもよいかなという感じがしました。

所感

エクソン・モービル【XOM】はオイルメジャーの中でも最大手ということで、やはり世界中で事業展開を進めており、原油の生産がメインだという印象を抱きます。

直近の決算・過去10年の指標を見てきましたが、今後株主にとっての利益になるのか、はっきりとはわかりません。

しかしその自己資本比率の安定性から、下落局面では積極的に買い増していきたい銘柄です。

 

配当利回りが4%以上であること・連続増配が途絶えないことを条件にこれからも少しづつ積み立てていきたい所存です。

個人的にはMobil石油など利用することもありますが、自身がオーナーとなった会社が身近に感じられるのは良いですね。

まとめ

以上、エクソン・モービル【XOM】の事業内容や業績をまとめてみました。

 

市場からの期待が薄い分、長期投資によるリターンを狙いたいと思います。

引き続き銘柄を紹介していけたらなと思います。

ご参考になりますと幸いです。

 

Where there is a will, there is a way.

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