教養(歴史・政治・経済)

MMT(現代貨幣理論)とは何か?新たな経済理論が日本を救えるか。

MMT(現代貨幣理論)をご存じでしょうか。

恐らく、大半の人が聞き慣れない言葉だとおもいます。

 

現代貨幣理論?お金に理論なんて存在するのか?じゃあ古典貨幣理論はあるのか?

といった様々な疑問が浮かぶでしょう。

しかしこの画期的な理論(お金に対する考え方)が国民全員に浸透すれば、日本の経済を救えることにつながるかもしれません。

少なくともうなぎ丼はそう信じています。

MMT(現代貨幣理論)とは

一言で表すならば、「通貨は納税の手段となることでその価値を担保している」という理論です。

詳しく説明すると、

まず国家は国民に対して納税義務を課し、「通貨」を納税手段として法令で定めます。

こうして国民は国家に通過を支払うことで、納税義務を履行できるようになります。

その結果、通貨は「国家に課せられた納税義務を解消することができる」という価値を持つこととなります。

その価値ゆえに、通貨は国民に受け入れられ、財・サービスの取引や貯蓄など納税以外の目的でも広く使用されることとなります。

めでたしめでたし。

 

ん?いや待てよ、俺たちが今まで思っていた通貨の認識とは違う!!

上記の理論を見てそう思いませんでしたか?実は、私も初めて知ったときは違和感を覚えました。

それもそのはずで、よく我々は中学校の社会の授業やテレビのクイズ番組などでお金について知るとき、「物々交換の過程で、紙幣や貨幣などが生まれた」と説明されてきたからです。

 

我々がよく認識しているお金のストーリー

昔々、魚を持っている人は野菜を持っている人のもとへ行き、相談によって物々交換をしていた。次第に金や銀などの金属と食材が交換されるようになった。その後より持ち運びに便利で統一の価値基準がある通貨が生まれた。

 

おおかたこのような話が脳内にインプットされていると思います。

これを商品貨幣理論ともいいます。

こちらの方が貨幣が生まれてきた過程に違和感なく、まあそういう歴史があってもいいんじゃないかと受け入れられます。

したがってその点、MMT(現代貨幣理論)は全く新しい考え方で、受け入れがたいと敬遠されがちです。

 

しかし、私はMMTの素晴らしいメリットを知ることで、沈みゆく平成日本の経済が再び活性化されのではないかと考えます。

MMT(現代貨幣理論)はなぜ日本の経済を救うのか?

そもそも日本の平成経済がなぜ停滞しているのかご存じでしょうか。

それはデフレだからです。

デフレとは「貨幣と比べたモノの価値が下落していること」で、逆を言えば「モノに比べて貨幣の価値が高まっている」ことを言います。

 

貨幣の価値が高まるとどうなるか。

 

人はお金を貯め込み、消費しないように行動します。

人々の消費が停滞すると、企業はモノが売れなくなり、生産量を減らしします。

生産量も減るので、その分いらなくなった人員も削られます。給料も上がらなくなります。

給料が上がらなくなった人はさらにお金を貯め込んで消費しないように行動します。

 

平成の日本では、このような悪循環から抜け出せずに30年ほど経過しました。

それに加え少子化高齢化ですので、消費人口は減っていく。

ここから脱却するには逆にインフレを起こせばよいのです。

 

そこで登場するのがMMT(現代貨幣理論)です。

MMTは出発点が国家は国民に対して納税義務を課し、「通貨」を納税手段として法令で定めることです。

そして肝心の通貨は、事前に国民がもってないとダメだよね?どこからやってくるの?というと、政府が発行してばらまいているからです。

 

政府は徴税する前に支出して国民に通過を渡していなければならない。

 

先に政府の支出が来ているのでなんとも受け入れがたく、普通は国民が生み出した富を政府が回収して、公共整備などで再度国民にばらまくといった通貨の起源があるのではないかと考えたいところです。

しかし、MMTでは先に政府の支出があって国民に通貨を行き渡らせたあと、国民から徴税するといった流れを軸とします。

こう考えると全て矛盾なく導けるからです。

 

 

さて、本題に戻りましょう。

MMTに従ってインフレを起こすにはどうすればよいか。

それは単純で、「財政赤字を拡大すればよいのです。

政府の支出が先にあるのだから政府の支出を拡大すればいいよねってことです。

 

そして財政赤字を拡大するとどうなるか。

まず、道路や公共施設の建設などで雇用が生まれます。

すると政府から銀行を通して国民にお金が行き渡るようになります。

それから、お金で潤った国民は以前よりも消費が増えます。

消費が活性化すると人々の需要が増えて、貨幣に対するモノの価値が高まり、インフレが起こります。

 

こうしたインフレを起こすプロセスとして現代貨幣理論は優秀で完成された理論です。

日本経済の将来を救ってくれる理論となりうるでしょう。

 

これまで、平成の日本ではこれと全く反対のことを行ってきました。

・財政赤字の縮小(財政健全化)

・消費増税

など代表的なものを挙げましたが、枚挙に暇がありません。

 

なぜデフレになるのにこれらの政策を実行したのか。

実は非常に悩ましい問題なのですが、一言でいうと日本の大半の国民が財政赤字というものを知らないからです。

財政赤字と聞くと、赤字という文字があるだけで「日本って借金しているんだ」「このままじゃ日本が破綻する」という声があがります。

しかし、財政上の赤字があるだけで日本は絶対に破綻しません。

それを知らない人が多く、民主主義の日本では財政赤字の縮小を叫ぶ政治家が国民の票を集めやすいのです。

この日本が絶対に破綻しないという話は別記事で解説したいと思います。

まとめ

MMT(現代貨幣理論)について解説してみました。

 

MMTの出発点に従うと、政府が通貨を発行している限り、財政赤字を拡大することができます。

そして財政赤字を拡大するとどうなるか。

1.道路や公共施設の建設などで雇用が生まれる。

2.国民にお金が行き渡るようになる。

3.国民は以前よりも消費が増える。

4.消費が活性化すると人々の需要が増えて、貨幣に対するモノの価値が高まり、インフレが起こる。

このように平成日本がデフレの一途を辿り、国民総貧乏計画が実行されました。

しかし、新時代の令和日本では現代貨幣理論をもとにインフレを取り戻し、日本の経済が再び活性化するよう願ってやまないです。

 

Where there is a will, there is a way.

 

追記:MMT(現代貨幣理論について知るには下記の書籍がわかりやすくて良いと思います。)

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