老後2000万円問題や先行き不透明な雇用情勢の中、若者の間では以前にも増して投資に対する関心が高まっている気がします。
実際に私の知人の中でも投資を始めたという方がちらほら見られます。
しかし「投資」は実に奥深く、決算書を読んで経営状況を判断したり経済情勢を加味して適切に資金を投入しなければなりません。
特に、決算書を読む技術は一朝一夕で身に付くものではなく、ましてその勉強法を教えてくれる人などいません。
そこで、本記事ではどのように勉強していけば良いか決算書が読めるようになるまでのロードマップについて解説していきたいと思います。
決算書が読めるようになるまでのロードマップ
結論から言います。
参考書(書籍)で一通り勉強した後に、実際に気になる企業の決算書を読んでみる。
わからなかったらまた参考書を読み返してみる。
この繰り返しです。
セミナーに行って学ぶというのも1つの手かと思いますが、出発点が「人の話を聴く」という受動的な分、身に付けるのに時間がかかります。
自分で本を開けて勉強し実践するような能動的な姿勢こそ知識・経験として身に付くものだと考えます。
では、どの参考書をどういう順序で勉強していけばよいのか。
基礎・応用・実践の3ステップで書籍を紹介していきたいと思います。
1.知識ゼロでも2時間で決算書が読めるようになる!
この書籍は、全くの知識がなくても決算書について理解できるように解説してくれています。
「企業の決算書を学校での通知表に例えるならば、損益計算書(PL)は運動成績表だ!」という風に例えが非常にわかりやすく、会計を全く勉強したことのない人でもスッと頭に入ってきます。
うなぎ丼もゴリゴリの理系人間で、会計なんて全く触れずに20年間生きてきたのですが、勉強の始めの書籍としてこの本を使用していました。
弊ブログを読んでくださる皆さまにもオススメします。
2.財務3表一体理解法
前述の「知識ゼロでも2時間で決算書が読めるようになる!」で決算書(財務3表)の一通りの知識を得た後に、この本を読むことをオススメします。
損益計算書(PL)・貸借対照表(BS)・キャッシュフロー計算書(CS)を個別に勉強したは良いが、それらがどう繋がっているのか関係性を整理するうえで重要な書籍となります。
これを読めば、決算書に書かれてある内容を理解するのに困らないと思います。
3.バフェットの財務諸表を読む力
この本は実践に一番近い形で学べる書籍となります。
決算書において、どの項目のどの数字に着目すればよいのか、理由も納得できる説明で書かれていて読みやすいです。
また、あの投資の神様ウォーレン・バフェットの着眼点に沿って解説しているので非常に信ぴょう性の高い内容となります。
さあ、実際に決算書を読もう!
ここまでくれば、会計初心者とは言えないレベルまで達していると思います。
ここからは実際に自分の気になっている企業の決算書を見ていきましょう。
日本株でしたらEDINET、米国株でしたらSECなんかを利用して調べると、決算書が手に入ります。
見ていてわからなければ、先ほどの書籍をもう一度読み返しましょう。
まとめ
決算賞が読めるようになるまでの参考書ロードマップについて解説してきました。
以下の3冊を順番に読んでいくことをオススメします。
1.知識ゼロでも2時間で決算書が読めるようになる!
2.財務3表一体理解法
3.バフェットの財務諸表を読む力
こうすることで、ある程度の知識が身に付き、実際に読んでいくことができます。
時には、わからなかったらまた書籍を読み返してみるということも行い、確実に知識を身に付けていきましょう。
以上、ご参考になりますと幸いです。
Where there is a will, there is a way.