株式投資の基礎知識

ADR銘柄(米国委託証券)とは? ー 投資するメリット・デメリット、オススメADR銘柄

ADR銘柄(米国委託証券)とは

ADRはAmerican Depositary Receipt の頭文字をとったものです。直訳で米国委託証券となります。

簡単に解説すると、米国市場(NYSE、NASDAQ)でも取引できる外国銘柄(インド株、英国株、香港株など)のことを言います。

ただし、ADRで取引できる銘柄は少なく、有名どころに限られるでしょう。

ADRに投資するメリット

ADRに投資するメリットとしては以下の2点があります。

・米国株を取引するのと同様、簡単に売買できる。

配当金の外国所得税(10%)がかからない。

普通、米国株を保有し配当金を手に入れると、外国税(10%)と日本の税金(20.315%)がかかってしまい、本来受け取れる額の約72%の配当金になってしまいます。

例えば、5%ほど受け取れるはずだった配当金は、実際に税金を引かれた後だと3.6%になってしまいます。これでは「高配当銘柄に投資している意味とは?」と見直さざるを得ません。

しかし、ADR銘柄に投資すれば外国税10%がかからなくて済みます。

日本の課税20.315%だけでよいということですね。(これだけでだいぶ違う。)

ADRに投資するデメリット

反対にデメリットとしては

配当金がドル建てなので、為替の影響を受けやすい。

という点があります。

 

例えば、英国株【BTI】ブリティッシュ・アメリカン・タバコでは、ポンドベースでは連続増配をキープし続けているのに対し、ドルに換えると増配がストップしてしまっています。

このようにADR銘柄を購入するときは為替の影響によって増配の恩恵を受けられない可能性を考慮しなければなりません。

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オススメADR銘柄

【GSK】グラクソ・スミスクライン

イギリス・ロンドンに本社を置く製薬企業です。特徴的なCMで有名な風邪薬コンタックなど、数多くの有名商品を生み出してきました。高配当を享受できるのは良いですね。

【BTI】ブリティッシュ・アメリカン・タバコ

こちらもイギリス・ロンドンに本社を置く、たばこメーカーです。gloケントなど主力銘柄を豊富に揃えています。たばこ事業は設備投資にお金をかける必要が無く、かつ売れ続けるので安定していると言えます。唯一の懸念点が各国政府からタバコ禁止令など出てしまった時ですね。(無いとは思いますけど)

【UL】ユニリーバ

オランダとイギリスに拠点がある多国籍企業です。主に食品・洗剤・ヘアケア・トイレタリーなど生活必需品を扱っています。紅茶のリプトン、即席スープのクノール、シャンプーのダヴなどが代表製品。株価値上がりによるキャピタルゲインも期待できます。

ただ、注意しなければならないのが購入時は必ず【UL】のティッカーの方を買うことですユニリーバには【UL】(イギリスADR)と【UN】(オランダADR)の2つ存在し、【UN】の方では現地課税がかかってしまうためです。

まとめ

ADR銘柄について解説してきました。ADRに投資するメリット・デメリットは以下のようなものが挙げられます。

メリット

・米国株を取引するのと同様、簡単に売買できる。

配当金の外国所得税(10%)がかからない。

デメリット

配当金がドル建てなので、為替の影響を受けやすい。

 

これらを踏まえ、取り扱いしているADR一覧(SBI証券公式サイト)からお気に入りの銘柄を探して投資してみてはいかがでしょうか。

ご参考になりますと幸いです。

 

Where there is a will, there is a way.

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