本記事では、以下のS&P500指数に連動するETFをピックアップし、比較していきたいと思います。
1.iシェアーズ・コア S&P 500 ETF【IVV】
2.SPDRトラストシリーズ1【SPY】
3.バンガードS&P500ETF【VOO】
S&P500指数に連動する各ETFの特徴
1.iシェアーズ・コア S&P 500 ETF【IVV】
世界最大の資産運用会社ブラックロックが運用するETF。
米国を代表するS&P500指数に連動しています。
業種比率でいうと、トップのITが22%。
2.SPDRトラストシリーズ1【SPY】
ステート・ストリート社が運用するETF。
こちらもS&P500指数に連動しています。
違った特徴としては、NYSEだけでなく東京証券取引所にも上場しています。(証券コード:1557)
3.バンガードS&P500ETF【VOO】
インデックスファンドの老舗バンガード社が運用するETF。
S&P500に連動するように509銘柄を保有しています。
マイクロソフトやGAFAなど上位10社で23%、IT・ヘルスケア・金融の3セクターが主要であるといった特徴もあります。
組み入れ上位10銘柄比較
組み入れ上位10銘柄を比較します。
【IVV】 | 【SPY】 | 【VOO】 |
マイクロソフト(5.42%) | マイクロソフト(5.45%) | マイクロソフト(5.02%) |
アップル(4.82%) | アップル(4.84%) | アップル(4.64%) |
アマゾン(3.66%) | アマゾン(3.68%) | アマゾン(3.19%) |
フェイスブック(1.81%) | フェイスブック(1.82%) | フェイスブック(1.88%) |
バークシャー・ハサウェイ(1.63%) | バークシャー・ハサウェイ(1.64%) | アルファベット クラスC(1.63%) |
ジョンソン&ジョンソン(1.60%) | ジョンソン&ジョンソン(1.61%) | アルファベット クラスA(1.62%) |
アルファベット クラスC(1.56%) | アルファベット クラスC(1.57%) | バークシャー・ハサウェイ(1.59%) |
アルファベット クラスA(1.56%) | アルファベット クラスA(1.56%) | ジョンソン&ジョンソン(1.44%) |
JPモルガン(1.39%) | JPモルガン(1.39%) | JPモルガン(1.43%) |
VISA(1.28%) | VISA(1.29%) | VISA(1.26%) |
組み入れ上位10銘柄は3つとも同じです。
比率が若干違うだけで、【VOO】のマイクロソフトが低いといったくらいです。
また、IT・ヘルスケア・金融の3セクターのみで上位は構成されていますね。
株価・経費率・配当利回りの比較
【IVV】 | 【SPY】 | 【VOO】 | |
株価 | $279.16 | $278.28 | $255.72 |
経費率 | 0.04% | 0.0945% | 0.030% |
配当利回り | 2.19% | 2.02% | 1.84% |
(2020/04/13時点)
経費率は【VOO】が0.03%と良心的。
その他も、0.1%を切っているのでさほど気にならない水準かと思います。
配当利回りは【IVV】が2.19%とほかに比べ高くなっています。
トータルリターンを比較してみましょう。
トータルリターン比較
1年間の株価をまとめてみました。

やはり、どれもS&P500に連動するように構成されているので、同じ値動きです。
【VOO】が下落相場に少し強いという印象ですが、変わりないかと思います。
トータルリターンの比較は以下の表になります。
1年 | 3年 | 5年 | |
【IVV】 | -7.01% | 5.07% | 6.68% |
【SPY】 | -6.94% | 5.02% | 6.63% |
【VOO】 | -7.01% | 5.06% | 6.68% |
まとめ
組み入れ銘柄など様々な要素を比較してきましたが、どれも変わらない印象です。
この3つどれを選ぶかは個人の好みとなります。
ちなみに、うなぎ丼は【VOO】を保有しています。
経費率が一番低いからですね。
このようにS&P500に連動するETFを買うことで、米国市場平均のパフォーマンスを目指し、確実に資産を増やすことは賢明な投資戦略の1つです。
投資で豊かな人生を目指しましょう。
以上、S&P500に連動するETFをピックアップし、比較してきました。
ご参考になりましたら幸いです。
Where there is a will, there is a way.