株式投資の基礎知識

ESG投資とは何か?メリット・デメリット、オススメの銘柄を紹介します。

突然ですが、「ESG投資」を耳にしたことがありますでしょうか?

大企業に勤めている方であれば、ESGという単語は聞いたことあるかもしれません。

普段の生活では聞き慣れない言葉でしょう。

そこで本日は、ESG投資について解説していくとともに、メリット・デメリット、ESG銘柄のオススメについてまとめたいとおもいます。

ESG投資とは

決算内容など財務状況から判断するだけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)への配慮を行う非財務情報から企業を選別する投資のことです。頭文字をとってESGとなるわけです。

これまで投資家は、決算内容をみて「今期は前期比マイナスだから投資は控えとこうかな」「営業利益が過去最高、これは迷わず投資だ!」といった形で判断していくものですが、世の中では徐々にESGも考慮するトレンドになってきています。

なぜESGを考えなければならないのか?

環境(Envrionment)に関していうと、地球温暖化によって起こる様々な問題が人間の生活を脅かすことに繋がるからです。

何も対策を打たず、このままのスピードで温暖化が進行してしまえば、

・大都市部への内水氾濫による人々の健康障害

・極端な気象現象によるインフラ機能停止

・干ばつによる食料不足

・水資源不足

のような問題が起こり得ます。

 

ほかにも社会(Social)ガバナンス(Governance)の面では、SNSの普及によって企業イメージが良くも悪くも決まってしまうという点があります。

スマホによって容易に動画・画像を記録として残すことができるようになり、Twitter・Youtubeなどにアップロードする人が増えてきました。

そこに企業にとって不利益な面が投稿されると、一気に拡散・炎上し、企業イメージが著しく損なわれ、株価に影響してしまう時代です。

こうした対策として、それぞれの企業は「性別・人種によって差別しないこと」「セクハラ・パワハラなどあらゆるモラルを徹底すること」に取り組んでいます。

 

以上のようにESGに配慮した企業は世間で評価され、逆にESGを全く考えない企業は淘汰されていくわけです。

地球温暖化などの環境問題を引き起こす危険性のある企業(エネルギー関連など)、健康に問題のある製品を扱っている企業(タバコ関連など)は、今後、企業が持続していくかは危ぶまれるため、機関投資家やファンドなどが投資を控えていきます。

 

ここからはESG投資を行うメリット・デメリットについて解説していきます。

ESG投資を行うメリット

・ESGに注目が集まっているので、今後株価が伸びる可能性がある。

・持続可能な企業に投資するため、安定した長期投資に向いている

ESGがこれから投資家の間にさらに浸透していくと、多くの資金が流れてきますよね。そうなると、株価上昇によるキャピタルゲインが期待できます。

さらに持続可能性が高い企業ですので、リスクが少なく、ディフェンシブな運用が期待できます。

いいこと尽くしに見えます。

反対にデメリットも見ていきましょう。

ESG投資を行うデメリット

・高配当銘柄にはタバコ・エネルギーなどの業界が多く、これらに投資できない。

・投資先を選ぶのが難しい。

やはり、高配当と聞くとタバコやエネルギー関連の銘柄を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

しかし、これらは事業内容的にESGに配慮しているとは言い難いです。高配当戦略を実行している投資家にとっては悪い面もあるということです。

さらに、ESGは投資先を選ぶのが難しい。

「環境・社会・ガバナンスに配慮している」というのは数値化して定量的に判断できるものではないからです。決算書であれば、前期比など見ることで企業の評価ができるのですが、ESGとなると、ある程度定性的に判断せざるを得ないですよね。

 

これまでESG投資について解説してきました。やはり、投資先を選ぶのは難しいですよね。

そこで今回、私がESG投資に最適な銘柄を選んでみました。

ESG投資に最適な銘柄

【MSFT】マイクロソフト

マイクロソフトは世界最大のIT企業ですが、炭素・生態系・水・廃棄物に焦点を当てて持続可能性戦略に取り組んでいます。

特に社内で扱う電力を再生可能エネルギーで賄い、2030年までにカーボン・ネガティブ(二酸化炭素排出量を実質マイナスにする)という取り組みを宣言しました。

また、1000万kgもの消費者向け電子廃棄物をリサイクルしているという実績もあります。

【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソン

ジョンソン・エンド・ジョンソンは世界のヘルスケアを代表する企業です。

HIVワクチンの開発・結核治療法の推進など、人々の健康を守ることを前提とした事業ですので、当然ESG投資にはもってこいです。

最近ではCovid-19(新型コロナウイルス)のワクチン開発にも着手しており、このような企業の姿勢は社会的にも評価されるでしょう。

【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソン、総合ヘルスケア企業トップ、優良銘柄本記事では総合ヘルスケアトップである【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソンの銘柄分析を行います。 ジョンソン・エンド・ジョンソン...

【PG】P&G

P&Gは日用品メーカーです。2030年までに持続可能な目標としてブランド・サプライチェーン・社会・従業員の4つに焦点を当てて取り組んでいます。

特にブランドではP&Gのイメージ戦略としてパッケージのプラスチック量を半減する目標を立てたり、製品に含まれる成分の透明性を確保することで信頼を構築しています。

(持続可能な目標に関して詳しくはこちらに)

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まとめ

ESG投資について解説し、そのメリット・デメリットをまとめ、オススメESG投資銘柄について紹介してきました。

オススメ銘柄はどれも一度は聞いたことのある企業かと思いますが、すべてクリーンなイメージを持ちます。やはり常日ごろからESGを意識して取り組んでいる企業は、知らず知らずのうちに社会から評価されているということですね。

 

「売り手よし・買い手よし・世間よしの三方よし」

近江商人の商売の心得として江戸時代から伝わることばです。

売り手と買い手だけではなく、世間の目も気にするという信念が昔からあるのです。

ビジネスはwin-winな関係ですからね。

 

昨今コロナウイルスが蔓延し、先行き不透明な世の中だからこそ、ESGに配慮する企業が生き残り続け、ステークホルダー(株主)にも還元してくれるのではないでしょうか。

これからの個人投資家の戦略として、ESG投資をオススメします!

 

(投資はくれぐれも自己責任で!)

Where there is a will, there is a way.

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