米国株

コロナ禍で見えてきた高配当株のリスク

私を含む高配当銘柄を保有している投資家は、短期的な株価の値動きにとらわれず配当金という定期的なキャッシュフローがあることから、市場に対して楽観的な面があります。

しかし昨今のコロナ禍で、高配当株に投資するリスクがより鮮明に現れてきました。

それは、

1.高配当だからといってディフェンシブではない

2.大幅に減配する可能性

です。

これらリスクを再認識することが重要となります。

1.高配当株だからといってディフェンシブではない

以下、S&P500【SPYD】を比較したチャートを見てください。

【SPYD】とは、S&P500銘柄のうち高配当の上位80銘柄で構成される指数に連動するETFです。)

コロナウイルスが流行り始める2020年からの株価になります。

注目していただきたいのは、下落率です。

コロナが流行る前と比較してそれぞれ、S&P500は30%【SPYD】46%下落しました。高配当銘柄でポートフォリオを組んだとしても、相場低迷期には株価を維持するどころか下落しています。

個人投資家は、高配当銘柄は暴落に強いわけではなく、トータルリターンが市場平均を下回ってしまうリスクを考えなければなりません。

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2.大幅に減配する可能性

先日、高配当銘柄で有名な【RDS】ロイヤル・ダッチ・シェルが66%もの減配を発表しました。

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戦後80年という長期間において減配せずに高配当を維持し続けていました。しかし、減配するとなるとあっけないものです。

業績が悪化すれば減配するリスクを再確認することができます。

高配当であることが理由で購入したのに「減配した」となったら、売らざるを得ないでしょう。

今後、高配当重視の長期投資家は減配リスクをどこまで許容できるのか、自分のポートフォリオを見直す必要があります。

まとめ:リスク許容度に応じて高配当株を選ぼう

コロナ禍で見えてきた高配当株のリスクには

1.高配当だからといってディフェンシブではない

2.大幅に減配する可能性

の2点あります。

個人投資家はリスク許容度に応じて、自分のポートフォリオを再検討する必要があります。

例えば、

・高配当銘柄でも比較的リターンのよい【ABBV】アッヴィを組み入れる。(ヘルスケアセクターですので、他と比べて経済悪化の影響を受けにくいことが考えられます。)

・ポートフォリオに占めるS&P500ETFの割合を増やす。(市場平均を確保しつつ、高配当を享受する戦略です。)

などです。

いずれにせよ、市場から退場せず長く株と付き合い続けていきましょう。

Where there is a will, there is a way.

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