FACTFULNESS(ファクトフルネス)とは、アマゾンでベストセラー1位を獲得しているビジネス書籍になります。
ビジネスパーソンの教養として、この本を手に取る方が多いかと思います。
しかしそれだけでなく、FACTFULNESSの考え方が株式投資に応用できることも期待できます。
FACT FULNESS(ファクトフルネス)の概要
FACTFULNESS(ファクトフルネス)の概要をざっくり説明します。
ひとことで言えば、「人々が世界に対して間違った認識をしている」というメッセージを科学的根拠とともに伝えてくれる本です。
世界には貧困・人口・教育問題・エネルギー問題など、様々な問題があります。
しかし、これらは我々が思っているよりも良くなっており、解決へ向かっています。
例えば、
「世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は過去20年でどう変わったでしょう?」
1.約2倍
2.あまり変わっていない
3.約半分
という問いがあるとします。
果たして、どれが正解でしょうか。
答えは3です。
世界の貧困はここ20年でどんどん解消されていっております。
そして、何といってもこの問題の日本人の正解率は10%だそうです。
人は自分の見える世界しか見ておらず、時には間違った認識をしてしまっています。なぜこのような誤認が起きてしまっているのかというと、誰もが持っている10の本能によるものです。
10の本能について、人の間違った認識について、解説している本↓です。
投資に負けないためにはVTが合理的なのでは?
さて、世界の貧困層がどんどんなくなっていくということは世界の経済も時代とともに発展してきているということです。
人・モノ・金が動き出すと経済が発展するのは当然です。
となると投資する地域が世界中に分散すればある程度のリターンは期待できる。
つまり、投資で負けないためには【VT】に投資するのが合理的だと考えられます。
VTとは、バンガード・トータル・ワールド・ストックETFのことで、米国だけではなく全世界およそ8000銘柄の株式を運用するETFです。先進国から新興国まで世界中の銘柄で構成されています。
VTに投資することは世界から貧困層が無くなっていき、豊かな人が多くなっていく将来に投資することと同値になります。
以下チャートになります。

わかりやすくS&P500と比較してみました。
【VT】はリターンでは劣ってはいますが、全世界の経済の発展に投資することでかなりのリスク分散が期待できます。
VTに超長期で投資すれば、恐らく負けることはないでしょう。(大きく負けるときは世界の経済が危機的状況に陥っている状態と考えられます。)
【VT】はポートフォリオの中核として組み入れるのが良いかと思います。
まとめ
FACTFULNESS(ファクトフルネス)面白いです。
投資にも役立つ考え方なので、読んでみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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