投資方針を変更しました。
実はここ数ヶ月の間、膨らみ続ける含み損を見て「自分にとって投資とは何だろう」と考えていました。
・配当金重視で、バリュー株を買えば買うほどセミリタイアに近づく。
・月々の配当額が定量的な指標になり、目標を立てやすい。
このように考えておりましたが、含み損を抱えていることに耐えられない自分がいることに気づきました。
そこで思い切って投資方針を変更することにしました。
結論から言うと、高配当・連続増配銘柄への投資からインデックス投資に切り替えです。
そもそも高配当・連続増配銘柄へ投資したきっかけは?
思えば、米国株クラスタで初めて目に入ったブログは三菱サラリーマンさんでした。
三菱サラリーマンさんは米国株を中心に高配当個別株を運用している投資家です。
30歳という若さでリタイアし、最近本も出版されました。(三菱サラリーマンさんをきっかけに投資を始められた方は私以外にも大勢いると思います。)
そして株と聞くと、日本株しか知らなかった当時の私としては衝撃です。
米国企業は株主還元に積極的で、日本よりも遥かに連続増配銘柄が多く総じて高配当。こんな魔法のような投資手法があるのかと思い、三菱サラリーマンさんに憧れて私も株式投資をはじめました。
当時は、「長期投資がいかなるものか」「リスクはどういったものがあるか」などをわかっておりませんでした。高配当投資が素晴らしい、配当金を着実に積み上げることこそがリタイアへの道だと信じておりました。
しかし、高配当株式にはリスクが存在した。
以前、こちらの記事でも述べました。高配当株式を購入するのにはそれなりのリスクが存在することを身をもって体感することになります。

好配当株式は、たしかに目標に向かって定量的な指標ができるという点においては優れております。
なぜなら、
配当金 > 月々の生活費
となった瞬間にセミリタイアできる状況なのですから。
でも現実は甘くありません。
増配していくこと・配当金を維持し続けることを前提としているので、減配する可能性だってありますし、株価がこのまま下がり続けることだってあります。

特に高配当株は、昨今のESG投資など世間の目が冷たく、財務は健全でも投資家からのお金が集まらないといった点があります。
配当金が振り込まれるだけなのでほったらかしとはいったものの、ほったらかしにはできない状況。
また、米国株投資を始めた去年は、S&P500ETFを軸に高配当株を保有する手法を方針としておりました。
具体的には資産の40%をVOO、残りの60%を高配当かつ過去10年のリターンが大きい銘柄で構成しておりました。(具体的にはABBV、MCD、PM、MO、XOMなど)
しかしながら昨今の市場を見ていると、配当金を積み上げるのはしんどく険しい道のりに思えてなりません。
高配当株式に将来性を見いだせず、下がり続ける株価に対してナンピン買いをしている気分になりました。マイナスな感情が先行してばかりです。
そしてそんな精神状態でいることを投資と呼べるのかどうかと自問自答した結果、高配当投資をやめることにしました。
現在の投資方針
現在ではETFを中心に毎月買い付けております。
具体的には【VOO】【QQQ】【VIG】の三種類です。

ETFはポートフォリオの大部分を占め、現在では83%となっております。
残りの17%は売れずにいる高配当株になります。(このまま永遠と塩漬けにしておいても良いのですが、、購入価格よりも株価が上回った場合に売ろうかと考えております。)
ETFは今まで以上に分散を図れますし、何より精神的に楽な状態で望むことができます。
ここ数ヶ月の間、徐々にETFの割合を上げていき、自分の心理状態を確かめるという実験を行ってきました。
その結果、やはりETFを保有している割合が大きいほど、私自身安心できましたし、含み損を抱えていても売りたいとは思わなかったです。
投資方針を考える際は、
「ポートフォリオの変更」と「資産状況による心理状態の変化」これらを実証し繰り返すことで、自分なりに許容できるリスクがわかり、ブレない方針を立てることができるのではないかと感じました。
投資方針変更まとめ
・高配当・連続増配銘柄への投資からインデックス投資へ方針転換を行いました。
・【VOO】【QQQ】【VIG】を中心に投資を行っております。
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追記:
ETFもETFで、米国大統領選挙の行方によって状況が変わってくることが考えられますね。
バイデン氏ではなくトランプ氏が政権維持し続けることを密かに願っております。